予防医療について

 当院では病気を未然に防ぐための〝予防医療〟に力を入れております。 かけがえのない家族の一員の健康を守り、幸せな暮らしが末永く続きますようお手伝いいたします。 

フィラリア症予防について

猫のフィラリア症について

混合ワクチン接種について

狂犬病ワクチン接種について

ノミ・ダニの予防について

避妊・去勢手術について

フィラリア症予防について

フィラリア症は犬糸状虫(フィラリア)と呼ばれる寄生虫が心臓(おもに肺動脈)に寄生して起こる病気です。フィラリア検査は、ほんの少しの採血で終わるとても簡単な検査です。

またフィラリア検査と一緒に、健康診断のための血液検査をご提案しています。ワンちゃんの1年は人間の3~4年に相当します。少なくとも1年に1回の血液検査による健康診断を行うことをお勧めいたします。

予防のお薬としては、錠剤タイプ、粉薬タイプ、チュアブル(おやつ)タイプ、スポットオン(背中に垂らす)タイプ、ノミダニ予防薬と一緒になったタイプ、注射薬タイプなど、いろいろご用意しております。ワンちゃんに合ったタイプをお選びください。

・予防薬(注射薬タイプ以外)は毎月1回の投与が必要です。(仙台では5、6月~11月)

・注射薬タイプのみ1回の注射で1年間有効ですので、お薬を飲むのが辛い子や飲み忘れ

心配な方にお勧めです。また1年間有効なので、注射時期は季節を問いません。

猫のフィラリア症について

糸状虫症は名前からすると犬の病気というイメージがありますが、この寄生虫は猫にも寄生することがあります。東北地方ではほとんど問題になることがなく、当院でも積極的な予防啓蒙を行っていませんでしたが、最近、地球温暖化とともに仙台市内でも感染例が確認されています。猫がフィラリアに寄生されてもほとんど症状が見られないこともありますが、喘息のような咳や呼吸困難、嘔吐といった症状が見られたり、さらには突然死することもあります。猫では犬に比べてフィラリア症の診断が難しいため、何より予防が大切です。猫ちゃんに投与しやすい予防薬をご用意しておりますので、ご相談ください。

混合ワクチン接種について

ウイルスや細菌による病気の感染は治療が困難であることから、感染してからの治療より感染前の予防が何より重要だと言えます。病気に対する抵抗力である〝免疫力〟をつけることを目的にしたワクチンの接種は、最も有効な予防策です。ワクチンは接種後にアレルギー反応が見られることがありますので、午前中のご来院をお勧めします。

犬:5種混合ワクチン・7種混合ワクチン
猫:3種混合ワクチン・5種混合ワクチン

狂犬病ワクチン接種について

狂犬病は感染すると死に至る大変怖い病気です。また、感染したワンちゃんに噛まれることで人にも感染する〝人獣共通感染症〟のため、狂犬病予防法によりワンちゃんの登録と予防注射は義務化されています。現在、日本では狂犬病の発生はないとされています。しかし近隣の国には未だ狂犬病の発生は多く、日本に侵入する可能性があります。狂犬病の蔓延を防ぐためには、しっかりと年1回の狂犬病ワクチン接種による予防を皆ですることが大切です。

ノミ・ダニの予防について

ノミについて

犬や猫の体に寄生する外部寄生虫である「ノミ」には犬ノミと猫ノミがありますが、犬ノミは犬、猫ノミは猫だけに寄生するというわけではなく、人間も含め他の動物にも寄生し吸血して被害をもたらします(現在見られるノミのほとんどは猫ノミです)。ノミは普通、春から夏の時期に多く見られ、温暖で湿度の高いところを好みます。犬や猫の体に常時寄生して住みついているわけではなく、ノミの成虫が吸血する時にだけ犬や猫(あるいは人間にも)に寄生します。

 

■マダニについて

マダニは草や木の葉先に生息し、宿主となる動物が通過するのを待ち受けています。動物の被毛にくっついたマダニは、口から出ている突起を皮膚に深く差し込んで食いつき、接着剤の働きをする物質を分泌することによって固定されます。マダニの吸血後の体重は、吸血前の200倍にもなることがあり、肉眼でも簡単に見つけることができます。頭を皮膚の中に深く入り込ませているので、むやみに引っ張って取り除こうとすると、皮膚の中にその突起の一部が残ってしまい、ひどい皮膚炎の原因になってしまいます。寄生したマダニを見つけたら、何もせずにそのままご来院ください。またマダニは、原虫、細菌、リケッチア、ウイルスなど多くの病原体を媒介することがあります。犬バベシア症というマダニが媒介する主に西日本で発生がみられた病気が関東以北でも発生が認められるようになり、注意を要することがわかってきました。また人間にも、ライム病、日本紅斑熱などを媒介することがわかっており、最近では重症熱性血小板減少症候群(SFTS)への関与が話題になりました。ダニ媒介疾患はまだ不明なところもあり、まだわかっていない病気もあるとされています。しっかりと予防しましょう。

 

■予防薬について

今まではスポットオン剤が主流でしたが、最近は薬効、安全性に優れ、滴下部位のベタつきやシャンプー時期に悩むことのない嗜好性の高いソフトチュアブル(おやつタイプ)経口剤が発売され、選択肢が増えました。

避妊・去勢手術について

避妊手術や去勢手術は、望まない繁殖を防ぐだけでなく、問題行動の抑制や多くの病気の予防に効果があります。去勢手術では、マウンティングやマーキング、攻撃性を抑制し、精巣および肛門周囲腺の腫瘍・前立腺の病気等の予防に効果があります。避妊手術では、発情期特有の体調の変化や発情に伴う出血をなくし、子宮蓄膿症・卵巣および乳腺の腫瘍を高い確率で予防できます(乳腺腫瘍の予防は手術の時期が重要になりますのでご相談ください。)
ワンちゃんやネコちゃんと、より長く幸せに暮らすために避妊・去勢手術をお勧めしています。

■手術の時期について

成長の過程で性ホルモンが強く分泌される思春期には情緒が不安定になりがちです。人は理性によって衝動をおさえますが、動物たちは発情期には本能のままに振る舞います。避妊・去勢手術は生殖活動が活発になる前に行うことをお薦めします。犬・猫とも性別にかかわらず生後半年頃が適した時期です。

 

■ワンちゃん・ネコちゃんの 避妊・去勢手術をご予定の方へ 〜入院から退院, 抜糸まで〜

  1. ワンちゃんの場合は、基本的に1泊の入院が必要です。(麻酔後の状態にもよります)
  2. ネコちゃんの場合には基本的に当日退院です。(麻酔後の状態にもよります)
  3. 手術には予約が必要です。(電話可)
  4. 前日夜のお食事はOKです。夜中以降のお食事と朝からの飲水の投与はご遠慮ください。
  5. 入院時には混合ワクチン、必要に応じてノミ・ダニの予防が必要です。手術をお考えの方は健康時にお早めにお済ませください。
  6. 安全な全身麻酔を実施するため、当日は身体検査、および術前の血液検査を実施いたします。必要に応じて心エコー検査や腹部エコー検査を実施することもございます。
    • 血液検査とは?   通常、以下の内容を行っております。
      • CBC(貧血、炎症の有無など)
      • 血液化学検査(腎機能、肝機能など)
      • PT・APTT検査(血液凝固機能の異常)                      
      • 採血時ウイルス検査なども実施可能ですので、ご相談ください。      
      • 術前血液検査にて麻酔をかける上で支障をきたすと思われる異常があった場合はご連絡いたします。 
  7. 全身麻酔時は、心電図、動脈血酸素飽和度呼気炭酸ガス分圧、体温、心拍数、呼吸数、血圧を経時的にモニターし、安全な麻酔を実施いたします。
  8. 当院の去勢手術は精巣摘出術、避妊手術は卵巣子宮摘出術により実施しております。
  9. 当院は全例、血管シーリングシステムを使用し、縫合糸による「縫合糸肉芽腫」の発生を防止する取り組みを行っております。

診療時間

【診療時間】

2020年4月1日から診療時間が変更になりました.

  平日:午前9〜12時/午後 3〜6時
  日曜:午前9〜12時/午後休診

 今月の診療カレンダーはこちら

 

【手術・検査】

  平日:午前12〜午後3時

【休診日】

  水曜日・日曜午後・祝祭日

 獣医師4人
 看護師6人  

診療対象動物

 犬・猫(常時)
 うさぎ(内田先生在院時)

駐車場

 病院前5台
 病院東隣5台
 計10台

お問い合わせ

 〒981-8003
 仙台市泉区南光台4丁目7-1

022-301-8188